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4.4. CSSの拡張機能

4.4.1. 名前空間

Copper PDFはCSSの名前空間のための拡張機能 (CSS Namespace Enhancements) をサポートしており、複数の名前空間が混在するXMLをスタイル付けすることが出来ます。

CSSスタイルシート中で名前空間の接頭辞(prefix)とURIを指定するためには、 @namespace指示子を使って以下のように宣言してください。

/* デフォルトの名前空間のURIをhttp://www.w3.org/1999/xhtmlとする。 */
@namespace "http://www.w3.org/1999/xhtml";

/* 接頭辞rdfのURIをhttp://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#とする。 */
@namespace rdf "http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#";

なお、互換性のためにURIの部分はurl(http://www.w3.org/1999/xhtml)という書き方も許されています。

スタイルシートの選択子(selector)で接頭辞を使う場合は、'|'で区切ります。 (':'でないことに注意してください。)

/* <pdf:Description>要素のスタイルを指定する。 */
rdf|Description { display: block; }

/* ref:about属性がhttp://foo.com/barであるitem要素のスタイルを指定する。 */
item[rdf|about=http://foo.com/bar] { color: Red; }

選択子の記述方法と、意味は次のとおりです。

prefix|ELEMENT
prefixが指す名前空間に属するELEMENT
|ELEMENT
どの名前空間にも属さないELEMENT
*|ELEMENT
任意の名前空間にも属すか、どの名前空間にも属さないELEMENT
ELEMENT
デフォルトの名前空間に属するELEMENT

4.4.2. ページカウンタ

Copper PDFは、ページの番号付けのために ページの生成ごとに処理されるページカウンタを用意しています。 ページカウンタは、以下のように@pageルール内の counter-increment プロパティにより宣言します。

@page {
	counter-increment: page;
}

ページカウンタの処理は、ページの内容が処理される直前に行われます。 また、ページカウンタは通常のカウンタと同様に、content プロパティ内でcounter関数により参照可能です。 従って、上記の宣言を行った場合、最初のページで content: counter(page); という宣言が処理されるとき、1が出力されます。

途中でページカウンタをリセットする場合 (例えば、目次が終わった後、本文で改めて番号を振りなおすなど) は、通常のカウンタと同様にcounter-reset を使うことが出来ます。 例えば、pageという名前を1に設定しなおす場合は counter-reset: page 1; と宣言します。


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