Copper PDFは長らくPDFを唯一の出力形式としていましたが、 Copper PDF 2.0.3から画像の出力をサポートしました。
output.typeにMIMEタイプを設定することにより、 出力形式を切り替えることが出来ます。 デフォルトではPDF("application/pdf")です。
Copper PDFはデフォルトの設定でPDFを出力します。 PDF出力機能の詳細はPDFの機能を参照してください。
Copper PDFはPDFだけではなく、JPEG等のラスタ(ピクセルマップ)画像を出力することが出来ます。 2.0.3 output.typeに"image/jpeg"のように、 画像のMIMEタイプを指定してください。
画像のエンコーディングにはJava実行環境の機能を利用しており、 大抵のJava実行環境ではJPEG("image/jpeg"), PNG("image/png")画像を出力することが出来ます。 Java実行環境に拡張ライブラリを導入することにより、出力出来る画像を増やすことが出来ます。 拡張方法については他の画像形式の利用を参照してください。
現在のところ、画像として出力出来るのは1ページのみです。 改ページを行わないモードを利用することを推奨します。
また、コアフォント とCID-Keyedフォントを描画出来ないという制約があります。 フォントを正しく表示するためには、埋め込みフォントを利用する必要があります。 フォントの設定方法はフォントの種類を参照してください。
出力される画像の解像度は output.image.resolution により設定することが出来ます2.0.4。 値の単位はdpiで、CSSで1inの長さのオブジェクトを描画するときに並ぶピクセル数です。 デフォルトの画像の解像度は96dpiです。 1ptは1/72inであるため、デフォルトでは1ptは1ピクセルより若干大きくなります。
1pxが実際に出力される画像の1ピクセルと一致するようにするためには output.resolution と output.image.resolution が同じ値になるようにしてください。 デフォルトでは両方とも96です。
なお、2.0.8以前ではoutput.image.resolutionのデフォルト値が72となっており、解像度が正しく反映されないバグがありました。 2.0.9以降では (以前の設定 × output.resolution / 72) で換算した値を設定してください。